先日、蓮華寺池公園近くの了善寺さんにて既存のお墓を解体して新しく建て直しをされるお客様の精抜きお経に立会いました。

お客様をお待ちしている間、お墓参りに来られた年配の方とお話をする機会がありました。

今回解体するお墓は戦前に建てられた古いお墓でした。このお墓には垣根に本来は鉄の棒がついていたのですが、

すべてなくなっていました。これを見て、戦時中に物資が少なくなり鉄も不足したので、これを切って軍に渡したんだと教えていただきました。

よくよく他のお墓を見てみると、同じようなお墓がいくつかありましたが、みんな鉄の部分がなくなっていました。

今は物が溢れる時代ですが、年配の方とお話をする中でつくづく現代社会に生きるありがたみを感じました。

お墓とは時代の移り替わりをも教えてくれるんですね。                                           記:見城

 

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