こんにちは、

今回は、お墓の前文字に使われる「倶会一処」の意味を書いてみたいと思います。

直訳すると、「ともに一つの場所で出会う」という意味です。

 

浄土宗、浄土真宗がよりどころとする経典の一つの「阿弥陀経」に出ている言葉で、

命が終わり、極楽往生したら、先に極楽に行っているご先祖様や親しかった人たちに、

再び会えるということです。

死んだあとでも楽しいことがあるんだよ、ということだと思います。

 

曹洞宗のあるお寺の、永代供養墓の名前が「倶会一処」というそうです。

すごくいい意味あいを持った言葉ですので、特に宗派はこだわらず、お墓の前文字に

ふさわしい言葉だと思います。

 

〈記:貝澤真治〉