2016年8月2日(火)曇り

こんにちは!静岡県中部地域で、お墓のお仕事をさせていただいています有限会社 佐野石材の佐野雅基です。

 

7月もあっという間に終わってしまって、もう8月!お盆(旧盆)が近づいてまいりました。

そして、熊本地震から4ヶ月近くがたとうとしています。

被災した方々はご自分たちの生活が本当に大変な中、地震で倒壊したりずれてしまったお墓のことを気にされて、多くの方が修復を依頼されているそうです。

さらに、「お盆が近くなってきた。できればお墓参りにいきたい」という依頼が増えてきた、ということです。

そこで、佐野石材も所属する(一社)全国優良石材店の会(全優石)と(一社)日本石材産業協会が共同で支援活動を行うことになり、佐野石材も参加させていただくことになりました。

何かお手伝いしたい、と思っていましたが、下手に現地に行って、わけもわからず地元石材店の足を引っ張るようではいけないと、機会を待っていました。

そして機会をいただき、社長他2名のスタッフと全優石静岡支部の参加メンバー・石井石材(伊東市)、吉川石材(長泉町)、山口石材(伊豆市)のスタッフの皆さんとともに現地入りいたしました。

今回は、他に(一社)全国石材施工協会の参加メンバーとともに、合同チームとして支援させていただきました。

 

期間は7月25日から3日間。震源地である益城町はブルーシートがかかったままの家がまだ多く、被害の甚大さを感じました。

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今回は熊本市内の市営霊園にて、作業をさせていただきました。

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全優石、石産協、施工協会でどこを担当するかを打ち合わせます。

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今回は3日間という限られた中での作業のため、地元の参拝者や石材店の為の、通路を確保する作業を行いました。

地震で崩れた墓石が散乱していて、お墓の修復作業をするにもそこにたどり着けないという状況だったのです。

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これで、お墓そのものを修復するためのカートクレーンなど機材を運べる道が確保できました。

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石碑が崩れるだけならまだしも、納骨室まで崩れてお骨にまで被害があるお墓もたくさんありました。

また、断層などの影響で地盤がずれたり盛り上がったりしてしまった墓地もあり、そうなるとお墓の修復といっても、基礎からどうしたらよいのか頭を抱えてしまう、というお話もありました。

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お墓の施工方法や石の使い方によって被害の程度が違うものもありました。大切なご先祖様をお祀りするお墓ですから、できるだけ被害に遭いにくいように、地震に強い工法を考えていかなければならないと改めて感じました。

一緒に行った、職人も思うところがあったようで、最終日には施工方法についてもいろんな話ができました。復旧にはかなりかかりそうではありますが、これからもできるかぎり協力させていただければと思います。

 

地元石材店の方々はお盆に向け、さらなるフル稼働でお墓の復旧工事を進められるそうです。

「できるかぎり、たくさんの方にお盆のお墓参りをしてほしい」

その一心でがんばられています。

ほんの3日間でどれだけお役に立てたかわかりませんが、安心してお盆を迎えられますよう、また1日も早い復興を心よりお祈りしております。

 

参加した静岡支部のメンバーです。

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そして、この様子が静岡新聞にもとりあげられました。

熊本復旧支援記事

お世話になりました関係者の皆様、ありがとうございました。

 

 

(有)佐野石材 佐野雅基
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