2017年5月10日（水）くもり
こんにちは！静岡県中部地域で、お墓のお仕事をさせていただいています有限会社 佐野石材の佐野神奈です。
ここのところ、暑いのか寒いのかよくわからない気候が続きますね。
体がついていかなくて、困ります。（この時期、毎年同じことを言っております・・・）
さて、先月から始まっております藤枝おんぱく2017。
佐野石材は今年も参加しております！！
昨日5月9日は、プログラムの1つを開催し、瀬戸谷の石仏を案内させていただきました。
その時にもよった、藤枝市本郷の道場山高山寺。
この辺りは今川家の跡目争い「花倉の乱」の舞台であり、ここ高山寺もその戦いに巻き込まれ本堂などが消失した歴史を持ちます。
その高山寺の由緒が書かれたものを、ご住職、檀家の皆様がいろいろ考えられ、石材に作りかえられました。
元はこのように、紙に書かれたものを額に入れてかけられていました。
そして今回、枠も由緒が書かれるところも石に作りかえられました。
石材は、枠石がインド産のアーバングレー。大変丈夫できれいな石です。
由緒が彫られているところも、インド産の黒御影石です。ツヤがとても良く出る石です。
ツヤが出すぎて、こんな風になっていました。
裏面が鏡のようになって、お寺の玄関をまるまる映してしまっています。
この中に違う世界がありそうですね。
そして由緒も、黒い石に彫りましたのでくっきり浮かび上がっています。
現在放映中の大河ドラマ「おんな城主 直虎」では、井伊家をいじめぬく悪役の今川家ですが、ここまで大きな大名になる前にはそれなりの苦労があり、この花倉の乱で義元が負けていればまた違った歴史が始まっていたことでしょう。
結局、義元が勝利し、争った恵探はもう少し奥の普門庵で自刃しました。
藤の瀬会館近くには、その恵探の墓と伝えられるところがあります。
こんな身近に、歴史の息吹を感じられるところがあるんですね。
瀬戸谷においでの際は、温泉施設ゆらくやレストランせとやっこで楽しまれるだけでなく、こちらにも寄っていただいてぜひ由緒碑をご覧になってください。
今回のおんぱくでは、瀬戸谷の石仏ツアーは１回でしたので、ご興味のある皆様は次回にご期待ください！！
本日もご覧いただき、ありがとうございました。
(有)佐野石材 佐野神奈
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