2020年6月9日(火)晴

こんにちは!静岡県中部地域で、お墓のお仕事をさせていただいています有限会社 佐野石材の木野です。

前回に引き続き、5月24日(日)に開催しました藤枝おんぱくの佐野石材プログラム「五感で感じる広幡、岡部の石仏サイクリング」のご報告です!

 

広幡の慈眼寺を見学した後は、お寺を出てすぐ近くにある堂ノ前地蔵尊を見ました。案内されてみると、あちこちに様々な石仏が祀られていることに気が付きます。

新田の川除地蔵尊の看板です。度々水害に悩まされていた昔の人々は、川のそばにお地蔵様を祀ったのですね。

五智如来様を見学。如来様とは、悟りを開いている仏様で宝飾品を身につけていないのが特徴です。こちらの如来様も衣だけつけていますが、今の時期ですからマスクもしていますね(笑)

 

岡部光泰寺に到着です。こちらの三十三観音様は寛政12年ですから、今から250年くらい前に地元の石工さんとそのお弟子さんが彫り上げたといわれています。西国三十三か所巡りをここ一か所で済ますことができるといわれており、そのくらいのご利益がある観音様です。地元の三輪石が使われており、地元の人たちに愛されています。

このあたりでは、こんなに大きな三十三観音はありませんので、とても珍しいんですよ(^^♪

 

その後、三十三観音様の奥にある場所を見学です。みんながのぞいているのは。。。なんでしょう❓

答えは薄暗い洞穴でした(^^♪ 洞穴の中には三体の石仏が祀られています。右側が役行者、左は弘法大師、奥はお釈迦様です。

なぜ、こんな洞穴に祀られているのか、経緯はわかっていません。ミステリーですね。神秘的です。時々こうもりが出ます。。。こういう場所は案内役がいませんと、なかなか見ることができない石仏かもしれません。

木喰上人が作った木喰仏も光泰寺さんに見せていただきました。

特に聖徳太子像は、千体以上作られた木喰上人の作品の中でも出来が良いといわれており、有名です。

見猿、言わ猿、聞か猿の彫刻や

珍しい牛頭観音などを見ていきました。

その後十輪寺に移動して、地元の石工、杉村孝作の石仏をいくつか見学しました。

このあたりでお昼です!岡部公園で染飯のおにぎりのお弁当をみんなでいただきました。サイクリングで体を動かした後に青空の下で食べるお弁当の美味しいこと!!

 

お腹がいっぱいになったところで、立光山不動尊に上りました。こちらのお不動さんに上ったところに、馬頭観音の石仏があり、皆さんでお参りしました。

その後もいくつかの石仏を鑑賞しながら、サイクリングは続きます。

途中足を止めて、石仏の見つけ方をお話ししたりもしました。石仏は橋のたもと祀られることが多いので、川沿いを探すとひっそりと祀られている石仏を見つけることができるかもしれません。

そのあとも六角堂を見学したり、ちょこちょこと足を止めながら、出発地点の蓮華寺に戻ってきました。

参加者の皆さんには「健康に良いサイクリングで石仏の説明もわかりやすくて良かった。」「藤枝の歴史をいつもと違った視点から見ることができて楽しかった」「電動アシスト付きの自転車はとても快適で楽々でした」等、参加して良かったとのご感想をいただき、やって良かったと思いました。

今回、皆さんにとても喜んでいただけたので、また、このような企画ができたら良いなと思っています。

石仏をめぐって地域の歴史や自然を五感で感じる旅、次回はぜひご一緒しましょう!

本日もご覧いただき、ありがとうございました。