ブロック造りの納骨室を、石造りに改修しました。広く快適な納骨室が完成しました。焼津市のお寺。インド山崎の濃い色の和形のお墓が素敵です。
2020年9月9日(水)
こんにちは!静岡県中部地域で、お墓のお仕事をさせていただいています有限会社 佐野石材の木野です。
本日は、焼津市のお寺でお墓の納骨室を石造りに変えた事例がありましたのでご紹介します。
完成したお墓です↓
昔ながらの和形のお墓です。使用したインド山崎という石は、濃いめの色合いで、シックな仕上がりになります。また、周りに砂利を敷いたことで、色目が統一され、落ち着いた雰囲気の素敵なお墓になりました。
石碑を建てる前の様子↓
今回のお寺は、お墓の周りを囲う外柵は出来ていました。また、土の下にはブロックで作られた納骨室が掘られていました。ただ昔に作られた納骨室は狭く、少々使いにくいのではないかというアドバイスをさせていただき、今ある納骨室を解体して、石で作り変えることにしました。
土の中に作られたブロックの納骨室は、すべて解体し取り出して造り変えます。
ランマーでついてしっかりと地固めをして、真中に丸く大地とつながる部分を残して、コンクリートを打ちます。コンクリートの下には鉄筋がしっかり配筋されています。この上に石碑が乗っても傾くことのないよう、きっちりと基礎工事をさせていただきました。
基礎を作り終えると、石で納骨室を作ります。四方をL字型金具で止めて補強しました。せっかく作り変えるのですから、地震に強い丈夫な納骨室をお作りします。
底には調湿材の「まほろば」を敷き詰めました。調湿材は大切なお骨を湿気から守ります。
大きく広くなった納骨室は、お骨も十分納めることができ、すっきりときれいな納骨室となりました(^^♪
石の接着部分には免震ジェル「安震はかもり」を施工しました。小さなジェルですが大きな地震からしっかりとお墓を守ります。
石種はインド山崎にしました。最初はもっと明るいグレーをご提案していましたが、打ち合わせを重ねていくうちに、黒っぽい色にしたいとのご希望がありこの石に決まりました。インド山崎は、濃い目の色合いですが真っ黒ではないので、抵抗なく黒を選んでいただくことができ、濃い目の色がお好みのお客様にとても人気があります。
完成したお墓を見てお客様は、「イメージ通りの素敵なお墓が完成して嬉しいです。納骨室もきれいにできてとても良かった」と喜んでくださいました。
今回は納骨室をきれいな石造りにした事例をご紹介しました。納骨室は普段目にすることのない部分ですが、広くきれいに作っておくことで、末永く安心してお骨を収めておくことが出来ます。お客さまにも喜んでいただいて良かったです!
本日もご覧いただきありがとうございました!