2020年11月4日(水)

こんにちは!静岡県中部地域で、お墓のお仕事をさせていただいています有限会社 佐野石材の木野です。

今回は藤枝市にある、洞雲寺のお墓を改修した事例をご紹介します。

 

ご依頼の経緯

当初お客様からは、ご家族がお亡くなりになったということで、納骨のご依頼を受けました。担当者があらかじめお墓の様子を確認に行かせていただいたところ、石塔の下にはお骨瓶を納めるほどのスペースがありませんでした。そこで納骨の際には、お骨をさらしの袋でお納めしました。

お墓には外柵がなく、納骨室が作られていないため、お骨を納めるスペースが十分に作られていないのでした。このように古いお墓には、納骨室の無いものも多くあります。

納骨室がないと、これから納骨のたびにお骨を納めるのに苦労されることになります。そこで、子供の代になる前に、きちんと直しておきたいとのご要望でした。

改修前↓

外柵がなく地面にそのまま建てられています。納骨の際は、水鉢を動かしてその奥の狭い空間にさらし袋で納めますが、納められる数は限られています。

また、汚れもだいぶ目立っていましたので、きれいにクリーニングをすることにしました。

 

クリーニング前と後の様子

改修前↓

改修後↓

 

改修前↓

改修後↓

 

改修前↓

改修後↓

 

改修前↓

改修後↓

 

クリーニングをして、見違えるようきれいになりました!お墓のお掃除もプロに任せていただければ、自分ではなかなか取れないしつこい苔や汚れもきれいにすることができます(^^)!

 

改修工事の様子

クリーニング後に、外柵を作って、完成した様子です↓

新しい外柵は大きく立派なものをお作りしました。石塔の下に納骨室が出来ましたので、これからは骨瓶のままお骨を納めることが出来ます。地面に直接建てられていた今までを思うと、見違えるように立派になりましたが、石塔は今までのものを使っておりますので、ご先祖様からのつながりを感じつつ、気持ちよくお参りしていただけると思います。

外柵の上部には砂利間を造り、落ち着いた雰囲気になりました。すべてが薄いグレーで統一されて、清々しい素敵なお墓が完成しました。

 

今回も、もちろん基礎からやり直させていただきました。佐野石材こだわりの標準施工で、地震に強いお墓を基礎からきっちり施工しました。

 

外柵の接着部はすべてL字型金具で固定しています。時間の経過や地震によってずれが生じないように、しっかりと固定します。

 

納骨室の中は、調湿材を敷き詰めました。湿気の溜まりやすい納骨室の湿度を調節します。

 

石塔の接着部には、免震ジェルを施工します。震度7の地震にも耐える(メーカー試験による)優れものです。小さなジェルですが、今後起こる地震に備えて大切な工程と考えています。

 

工事を終えて

クリーニングと外柵工事をして、立派なお墓が完成しました。

お客さまには、「素晴らしいお墓に生まれ変わってとても嬉しいです。納骨室もできて、これで安心して子供たちにお墓を託すことが出来るようになりました。お墓参りも楽しみになりそうです。」と、大変喜んでいただきました。

 

担当者から見ても、見違えるようにきれいになって、やって良かった!と思えるお仕事でした。これから、清々しい気持ちでお墓参りをしていただけたらと思います。

本日もご覧いただきありがとうございました!