静岡市清水区でのお墓建立。肉合い彫りの前字が美しい素敵なお墓です。藤枝市外のお墓のご相談にものっています。
2021年1月6日(水)
こんにちは!静岡県中部地域で、お墓のお仕事をさせていただいています有限会社 佐野石材の木野です。
本日は静岡市清水区の禅叢寺のお墓を解体し、新しく造り替えた事例をご紹介します!古いお墓が、きれいでモダンなお墓に生まれ変わりました。
今回のお客様は当社ホームページをご覧になって、お問合せをいただきました。最近はインターネットを通じて佐野石材をお知り頂き、ご相談いただくケースが増えています。遠方にお住まいのお客様には、藤枝へご来店いただかなくてもスムーズにご相談に乗れるように対応しています。藤枝市以外のお仕事も経験豊富ですので、ぜひ、安心してお任せください。
解体したお墓と新しいお墓
解体した古いお墓です↓
外柵も造られておらず、だいぶ痛みの目立つ古いお墓でした。
新しく立て替えたお墓です↓
納骨室も大きくとり、立派なお墓になりました。石碑の形はちょっと珍しい、目を引く形のお墓です。高さは無く、前に向かってやんわり湾曲しています。柔らかい曲線がおしゃれです。
正面が斜めになっているので、前字も少し上を向いて彫りました。上を向いた前字は、水が流れ落ちないので汚れや水が溜まりやすくなります。そこで、前字は肉合い彫り(ししあいぼり)という技法で彫らせていただきました。
肉合い彫りとは、文字のふちを深めに彫り、中側を浅く彫ることで、立体感を持たせた技法です。通常の前字より、浅めの加工になりますので、汚れや水がたまりにくく、今回のように前字の向きが上向きのデザインにはぴったりです。また、佐野石材では、お客様とご相談の上浅く彫った内側をふっくらと丸みを帯びて彫るご提案もさせていただいています。より一層美しく、凝った雰囲気になりおすすめです。
墓誌は低い石碑に合わせて横長の低めのものにし、横書きにしました。
横から見てもコンパクトですっきりしています。建立者の名前は石碑裏に彫ってあります。
作業の様子
佐野石材では、基礎造りを大切にしています。しっかりとした基礎があってこそ、丈夫で長く大切にしていただけるお墓になると考えています。
また、その工程はすべて写真に撮って管理しています。上にお墓が建ってしまうと見えなくなってしまう部分であるからこそ、誰が見てもきちんと施工された基礎を、安定してご提供できるよう、すべてのお客様の工事の記録を写真に残しています。
解体後は、まず転圧します。30センチほど掘ってからぐり石を埋め込んで、ランマーでついて固めます。
転圧が終わると配筋です。10ミリの鉄筋を15センチピッチのマス目を組んで配筋します。真中に開けた丸い穴は、大地とつながっている部分です。将来お骨を土に返す場所であり、水抜きの役目も果たします。水抜き穴の周りの斜め配筋は、より基礎を強固にする工夫であり、佐野石材の標準施工です。
配筋後にコンクリートを流し込みます。佐野石材では15センチ~20センチぐらいの厚みを持たせています。
土台部分はL字型金具で固定します。金具でしっかり固定することで、地震等で組み立て部分がずれることを防ぎます。
墓誌もステンレスピンでとめ、耐震対策をしっかりとしています。
近い将来、必ず大きな地震が来ると言われているここ静岡県。ご自宅の耐震対策や防災用品の準備などはしっかりとされている方が多いかと思いますが、お墓の耐震対策はお済みでしょうか?
地震の揺れで大きく重い墓石が倒れると、大変危険です。また、狭い墓地に密集して建てられたお墓は、倒れるとお隣のお墓も傷つけてしまうかもしれません。実際、過去の大震災でのお墓の被害は甚大で、その後の処理は大変なものでした。
お墓の耐震対策のご相談も、いつでも承ります。
工事を終えて
今回施主となられた息子さんからは、
「無事にお墓に建て替えることが出来て、安心しました。新しいお墓はやっぱり気持ちが良いですね!お墓の形もちょっと目を引くものになり、新鮮です。清水のお墓を藤枝の石屋さんにお願いすることに、全く不安は感じませんでした。打ち合わせもスムーズできめ細かく対応してくださり、ありがたかったです。」
と大変喜んでいただきました。
佐野石材では、藤枝市を中心として、県内一円のお墓のご相談に乗っています。藤枝までお越しいただかなくても、担当者がご自宅やお墓に伺います。藤枝市以外の施工例も豊富にございますので、安心してお任せください。
本日もご覧いただきありがとうございました!