2021年10月15日(金)

こんにちは!静岡県中部地域で、お墓のお仕事をさせていただいています有限会社 佐野石材の木野です。

今回は、とてもきれいなアユの絵柄が入ったお墓をご紹介します!

静岡県のお墓は、まだまだ昔ながらの縦型のお墓が多いのですが、最近では、高さを抑えた横型のお墓が人気です。一見シンプルな横型のお墓でも、こだわりの図柄を彫りこむことで、個性的で、自分らしいお墓が完成することを、ぜひご紹介したく思います!

 

ご依頼の経緯

今回のお客様は、ご主人様が亡くなられたので、新規でお墓を造りたいとご来店されました。佐野石材は以前からご存知いただいていたそうです。当社をお選びいただいてありがとうございます!

 

お墓づくり

亡くなったご主人様は、大変アユ釣りがお好きな方だったそうで、お墓を建てるにあたって、ぜひアユの絵柄を入れたいとのご希望がありました。石碑に図柄を彫りこむと、華やかで個性的なお墓を造ることが出来ます。お客様のご希望に添えられるように、担当者は様々なパターンを思案します。

今回は担当者から、黄色い色の入ったアユの図柄のご提案をしたところ、大変気に入っていただいたので、上記写真のような石碑が完成しました。

まるで生きているような、躍動感あるアユの影彫りです。部分部分に黄色を入れることで、より本物らしく生き生きとしたアユになりました。

 

石碑の石は、「マドラスブラックプレミアム」と土台部分は「吉林白」です。どちらも、当社ではよく使わせていただいています。マドラスブラックプレミアムは、黒くシックな硬い石です。アユの影彫りが綺麗に映えるよう、黒い石をご提案しました。

また、中央の「縁」の字と花立に彫られたご名字は、奥様が書かれました。世界にたった一つの心のこもった字で、より素晴らしいお墓にすることが出来ました。

佐野石材では、今回のようにお客様が書かれた字を彫りこむことができます。また、特にご希望がない場合は、当社専属書家の佐野成風氏の字を、ご提案しています。楷書や行書など数点の中から、ご自由にお選びいただくことが出来ます。

 

後ろには塔婆立てと通気口を設けました。通気口は納骨室に繋がっており、湿気の溜まりやすい納骨室の湿度を調節する役割を果たします。

また、塔婆立ては、土台部分に直接加工を施した「スラブ一体型」を採用しました。新たに塔婆立てを取り付ける必要がなく、また、塔婆を低く立てることが出来るので、前から見たときにすっきり見えます。高さの低い洋型のお墓を建てられる方にお勧めしています。

 

基礎部分は、ぐり石を埋め込んで、15センチピッチでマス目を組んで配筋した後、コンクリートで固めます。佐野石材のお墓の基礎は、基本的にいつも同じ工程です。建ててしまえば見えない部分ではありますが、手を抜くことなくきっちりと仕事をさせていただいています。また、すべてのお客様の行程は基礎造りから写真に撮って記録しています。記録することで、いつでも、どのお客様にも同じクオリティーでご提供できるようにしています。

 

土台部分はL字型金具で固定しています。金属の金具で止めることで、より地震に強いお墓になります。

 

石と石との間には免震ゲルを施工します。ご家庭でも、テレビや電化製品を免震ゲルで固定されている方も多いかと思いますが、こちらはその石碑バージョンとでも言いましょうか。佐野石材では一段までは標準施工としています。

 

お墓づくりを終えて

佐野石材のお墓づくりは、お客様のご希望を伺うところからスタートします。じっくりとお客様の想いを伺いながら、亡くなられた方はもちろん、お参りされるご家族様にとって、温かい場所となれるよう、担当者は心を尽くします。

打合せの際には、ご予算や、好みの色、形はもちろん、ぜひ大切なその想いをお聞かせください。佐野石材では、お客様の想いに寄り添いながら、お墓づくりのプロとして、アドバイスさせていただきます。

 

本日もご覧いただきありがとうございました!