お稲荷さんについて
こんにちは、めっきり寒くなってきました。
いかがお過ごしでしょうか?
先日、お客様で「お稲荷さん」を建てたいという方がいらっしゃいましたので、少し調べてみました。
稲荷神という神様の一つであり、おもに五穀豊穣・農耕の神様として祀られてきました。
稲荷神社の総本山は、京都伏見区にある伏見稲荷大社です。
よく一緒に祀られている狐ですが、もともと狐は穀物等を食べる野ネズミを食べてくれるので、
農民たちは穀物の守り神として信仰していました。
そんな中で、稲荷神と同体の御饌津(みけつ)神が誤って三狐神(「けつ」は狐の意味の古語)
と書かれ、そこから狐が登場し、神の使いとして定着したそうです。
昔豊作を祝う意味で、村人は狐の巣穴のそばにオムスビをお供えした。
しかし肉食の狐は当然ながらあまり食べてくれず、おむすびを油揚げに包むと食べてくれたそうで、
これが稲荷寿司の語源といわれています。
〈記:貝澤真治〉