庵治ストーンフェア2016に行ってきました【香川県高松市 サンメッセ香川】
2016年6月13日（月）曇り
こんにちは！静岡県中部地域で、お墓のお仕事をさせていただいています有限会社 佐野石材の佐野神奈です。
今のところすごく雨続きというお天気はないようですね。
この時期は特に天気予報が気になるので、パソコンやスマートフォンを駆使して空を監視しています。
（ずっと見ていても仕方ないのですが・・・）
なんとかお天気が持った6月11、12日の２日間に、香川県高松市において第46回庵治ストーンフェアが開催されました。
「庵治ストーンフェア」とは、日本を代表する銘石「庵治石（あじいし）」が採れる高松市にて開催される、石材業界では最大級のイベントです。
会場に入ると目の前には石を切削する大口径のダイヤモンドブレードがどかんと設置され、所狭しと腕自慢の職人が作った最高級庵治石の墓石が並び、呼び込みの声が上がったり、商談が始まったり、賑やかで活気のある会場でした。
また、国内のそれぞれの石産地から石材が運び込まれ、採掘元もいろいろアピール！
2番目の写真の石は、今は採れない「本御影石」で作った五輪塔です。
（一般に石を「御影石」と呼んだりしますが、その元になった石です）
他にも、石あかりや仏像や灯籠などの彫刻品や石材の加工・施工に関わる工具や機械などのブースも充実。
まさに「石の総合展示会」！！
そう言われるくらいなので業界関係者は多いのは当然ですが、なんとかなり一般の方もいらっしゃるのですね！
猫の彫刻品をなでる女の子、石を吊る機械に大喜びの男の子など、子供さんもたくさんいらっしゃいました。
このフェアは地元の石材店が中心となって催されますが、「石が中心のイベント」にこんなに一般の方が参加されるとは、さすが、石の町です！！
その方たちに楽しんでいただけるように、会場内にはカフェやワークショップのスペース、石の小物売り場（これがかわいいものばかり！）があったり、そしてご当地ヒーロー「石匠庵神レムジア」ショーなどが催されます。
特に、石工のヒーローとして定着している「石匠庵神（せきしょうあじん）レムジア」ショーは子供たちに大人気！！
ステージの前にはたくさんの子供たちが陣取って、レムジアを応援していました。
ご先祖様・家族への感謝がテーマのレムジア。今回でショーは最後とのこと。
大人も楽しめる内容だったので大変残念ですが、いつかまた会えることを楽しみに！！
1日でこんなにいろいろな「石」を見ることができて本当におもしろかったです。
普通なら、産地に行ってその石を見るという流れですから、いろいろな産地の石を一同に見られるのは効率が良いだけでなく、他の石といろいろ良さを比べることができたり、その石を採っている人たちと話をすることができます。
その石の魅力を知り尽くしている人たちから話を聞くことで、私たちもお客様にその石の良さを伝えやすくなりますね。
そんな勉強をしに行ったのですが、石を採る人たち、お墓を作り彫刻をする職人さんたち、お墓の魅力を伝える人たちに純粋に楽しませていただきました。
ありがとうございました。
香川県というと、とにかく「うどん」と思ってしまいますが、石がとても身近な町でもあります。
また、江戸時代は高松城があった城下町。代々の城主は徳川家と縁が深い松平家でした。
そして、瀬戸内海がすぐ目の前の町。海が穏やかできれいです。
行かれたときは、うどんを食べながら石のことも気にしてみてくださいね。
(有)佐野石材 佐野神奈
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