2016年7月16日(土)曇り

こんにちは!静岡県中部地域で、お墓のお仕事をさせていただいています有限会社 佐野石材の佐野神奈です。

ぐずついた空模様でスッキリしませんね。

昨日もそんなお天気でしたので大変でした!

昨日は石材業界の若手が集まる日本青年会議所(JC)石材部会さんが主催する、「海洋散骨体験クルージング」にオブザーバーとして参加させていただきました。

お墓にお骨を納めるという従来の葬送の形から、新たな葬送の形の1つとして注目を集めている「海洋散骨」。

お墓を作る方としても実際はどのようなものなのか気になっていまして、そしてやっと体験することができました。

その当日ですが、なんだかぱっとしないお天気。

お昼前からとうとうパラパラと雨が降ってまいりました。

雨が降ったりやんだりする中、勝どきの船着き場にて乗船します。

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当日お世話になりました、ブルーオーシャンセレモニー様のレノン号です。

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本日は模擬散骨式として、レノン号船長様(操縦中です)のご遺骨をまく、ということになっていました。

そして、代表の村田ますみ様より、散骨の説明やなぜ海洋散骨を考えるようになったかなどお話ししていただきました。

お墓を作る石材店からは、海洋散骨についていろいろな質問が出たりしましたが、誠実にきちんと答えていらっしゃったのがとても印象的でした。

 

船の中では、お菓子や飲み物が用意されており、散骨ポイントまで皆さんで故人のことをお話ししたり、好きだった歌や曲を流したりして、和やかに進んでいくそうです。

1時間ほどのクルージングで、羽田沖の散骨ポイントに到着!

いつもはもう少し遠くまで行くそうなのですが、当日は波が高めでしたのでこのポイントになったようです。

本当に、波が高くてすごい揺れです。遊園地のバイキングを思い出しました。

そして「散骨」となります。

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白い紙に包まれた遺骨(当日は塩)とメッセージを書いた水溶性の紙に、お花を添えて・・・

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当日は、前日のゲリラ豪雨のせいもあって海がとても濁っており、パンフレットなどに載っているような「青い海」にまく、ということはできませんでしたが、さっぱりとしたような、不思議な感覚が残りました。

散骨後は、仏式のお葬式や法事の後の祓いの席のように、船の中でお食事をしたり、パーティのようにお酒を飲んで楽しむこともできるそうです。

実際、そうされるお客様が多いようです。

形が違うだけで、想う気持ちは同じなんですね。

 

ただ、ブルーオーシャンセレモニー様も全部の遺骨を海にまくわけではないそうです。

近くに置いておきたい方や、やはりお墓でお参りもしたいという気持ちが後から出てきたときに困らないように、ある程度残すようにされています。

 

葬送の形の選択肢が増え、私たちは自分の死後の形を選べるようになりました。

それが幸せなのか不幸なのかはわかりませんが、従来の形に納得いかなかった方には選択肢が増えたことは良いことなのかもしれません。

 

最後に私個人の意見ですが、私は海洋散骨は、遺族が何かの理由でどうしても私のお骨を海に散骨したい、というのであれば構いませんが、家族が私に海洋散骨してくれと言われてもやりません。というか、やれません。

なぜなら、 船に酔うから!!!です。

散骨ポイント辺りから船酔いがひどくなり、とてもその後の食事などを楽しむ余裕はありませんでした・・・

一応こういうこともありますので、ご家族にとても船に弱い方がいらっしゃる場合は、その点もご一考いただければありがたいと思います。

 

それでも一日、とても有意義な体験をさせていただきました!

関係者の皆様、ありがとうございました。

 

(有)佐野石材 佐野神奈
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