工場にて、満蔵寺のお客様の水鉢に「丸に笹竜胆」の家紋を彫りました。【静岡県焼津市 工場】
2017年1月18日（水）晴れ
こんにちは！静岡県中部地域で、お墓のお仕事をさせていただいています有限会社 佐野石材の木野です。
工場では満蔵寺のお客様の水鉢に「丸に笹竜胆」の家紋を彫りました。リンドウは晩秋に可憐な青紫色の花を咲かせる野草で、葉が笹に似ていることから、笹リンドウとも呼ばれます。古くから日本人に愛され、古くは万葉集にも登場します！
「竜胆」は、中国語でリュータンとよむところ、日本人はその音を、りんどうと発音しました。
根には薬効があり、生薬として使われている種もあります。根の部分を噛むと、苦いことで知られる「熊の胆」よりさらに苦いそうで、苦さの最上級の表現として、まるで竜の胆のように苦いという意味から「竜胆」という漢字が使われるようになったようです。お花はとてもかわいいのに、根はどれだけ苦いんでしょう(^^;)
鎌倉幕府を樹立した源頼朝とも縁が深いようで、現在の鎌倉市の市章にも、「ササリンドウ」が使われています。
とても美しい、品のある家紋ですね。
(有)佐野石材 木野
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