焼津工場にて、利右衛門共同墓地のお客様の家紋【丸に木瓜】を彫っています。【静岡県焼津市】
2015年10月28日（水）晴れ
こんにちは！静岡県中部地域で、お墓のお仕事をさせていただいています有限会社 佐野石材の木野です。
焼津工場では、お墓に家紋を彫る作業が、ほとんど日を開けず次々に入ってきます。自然と焼津工場からのブログの内容に家紋が登場する回数が増えていますが、せっかくですので少しづつご紹介出来たらと思っています！
今日は利右衛門共同墓地のお客様の水鉢に【丸に木瓜】の家紋を彫っています。
紋様が卵の入った鳥の巣の様子に似ていることから、子孫繁栄を願ってこの家紋が好んで使われたようです。
紋様自体の由来に定説はありませんが、公家の社会で伝統的に用いられてきた御簾の縁飾りにこの紋様がよく使われ、のちに家紋としても使われるようになったそうです。
この水鉢に使われている石はインド産の御影石で、とても固く職人泣かせの石です。字彫りの作業に他の石の倍以上の時間がかかることもあります。
今回の家紋は極薄く削りをかけてあります。石の色が濃いので、薄く削っただけでもはっきりときれいに紋様が見えますね。白と黒のコントラストがとても美しいです。
(有)佐野石材 木野
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