グランブルーの洋型のお墓が完成しました。藤枝市藤枝霊園にて。
2018年11月9日(金)雨
こんにちは!静岡県中部地域で、お墓のお仕事をさせていただいています有限会社 佐野石材の木野です。
先日、藤枝霊園にグランブルーでお作りしたお客様のお墓が完成しましたので、ご紹介します!
奥様を亡くされたご主人と娘さんが当店にご来店され、お墓をお作りすることになりました。
お墓づくりはまず、お客様の想い、ご予算、そしてお好きなイメージをお伺いしながら、よりよいご提案をさせて頂けるよう、打ち合わせを重ねることからスタートします。
形は横型の背の低いタイプにしたいこと。キリスト教であるため、石塔に十字架を入れたいこと。石塔には百合の彫刻をしたい。ことなど、伺ったご希望を軸にしながら、ご予算の範囲で、喜んでいただけるようなご提案をさせていただきました。
今回のお客様は、すでに霊園に墓所をお持ちでしたので、そこに合わせた大きさでお作りすることになりました。
まずは転圧の作業から始めます。佐野石材では、30cmほど彫ってぐり石を埋め込んでいきます。しっかりと地固めをするため、その上からランマーという機械でつきます。
お墓づくりの一番最初の工程である基礎工事は、お墓が完成した時には見えなくなる部分ではありますが、丈夫なお墓づくりには欠かせない、大切な工程です。
ぐり石の上には、10mmの鉄筋を15cmピッチのマス目にくみ、さらに斜めにも配筋します。この斜めの配筋をするのは、佐野石材のこだわりでもあり、標準施工とさせていただいています。
配筋が終わると、15cmから20cmぐらいの厚みのコンクリートを打ちます。木枠で囲まれた土の見える部分はちょうど納骨室の下になります。大地とつながっている部分であり、お骨を土に返す部分でもあります。その他に、水抜きの役目も果たします。
基礎工事が終わると、いよいよ土台をはめていきます。土台はL字型金具でがっちりととめます。また、写真の白く見える部分はほぞを彫った部分です。この後、中台と組むときに石がずれにくくなり、より地震に強いお墓になります。
この耐震外柵も、佐野石材のこだわりであり、標準施工とさせていただいています!
中台もL字型金具でしっかりと留めました。奥に見える二つの穴は、外と納骨室をつなぐ通気口です。湿気のこもりやすい納骨室には、二つの通気口をお付けしました。
土台部分の完成です!拝み場には、滑り止め加工を施し、安心してお参りいただけるようにいたしました。
中台と石塔の間には、免震ゲル(安震はかもり)を施工いたしました。震度7の地震に耐える(メーカー試験による)、優れた免震効果を期待できます。
石塔の右下には、優しい百合の花の柄を、立体彫刻でお入れしました。凹凸がくっきりと表現される立体彫刻は、より豪華な印象を与えてくれます。
お客様のご依頼通り、石塔の中央には十字架を彫りました。他の部分より少し浅めに彫ってあります。十字架が、より一層優しく厳かな印象を与えてくれるのではないかと思います。
後ろから見ても、カーブが美しく、柔らかい雰囲気のお墓になりました。キリスト教であるため、後ろには横書きで、お名前を彫らせていただいています。
石種はすべてをグランブルーで揃えました。硬くて水の影響も受けにくく、艶もあり高級感のある、最近とても人気のある石です。
奥様のためのお墓ということで、優しく丸みを帯びた、美しいお墓が完成いたしました。
お客様が、これからお参りされるたびに、奥様を思い出され、優しいお気持ちになっていただけたら嬉しく思います。
営業担当も、完成をみたお客様からお喜びのお言葉をいただき、安心していました。
本日もご覧いただきありがとうございました。
(有)佐野石材 木野
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(有)佐野石材 担当:佐野
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