２０２０年９月１６日（水）
こんにちは！静岡県中部地域で、お墓のお仕事をさせていただいています有限会社 佐野石材の木野です。
静岡市の感應寺に完成したお墓をご紹介します！
静岡市駒形通にあります感應寺は、天台宗の古刹で、静岡の町中にある由緒あるお寺です。今回のお客様はその感應寺に、お母さまが亡くなられたので新たにお墓を建てたいとご希望でした。
佐野石材本社は藤枝市にある石材店ですが、志太地区にこだわらず、静岡県内のどちらの霊園やお寺のお仕事でも、お受けしております。一級技能士がいる石材店として、また、自社工場にて丁寧な加工をさせていただく石材店として、自信を持って、県内各地のお仕事をお引き受けしています。
今回は静岡市の市街地にあるお寺へのお墓の建立のご依頼でしたが、お打ち合わせも、担当者が静岡市へお伺いさせていただき、いつもと変わらないサービスで対応させていただきました。
今回建てたお墓です↓
感應寺は由緒あるお寺ですので、周りは古い和形のお墓が多く、また特に、お客様がお建てになる両脇のお墓はとても大きなお墓でした。しかしお客様は、伝統的な和形より、少し今風な装いのお墓をご希望でした。そこで、一般的な横型の石碑ではなく、縦型のお墓をご提案させていただき、背の高い周りのお墓に見劣りしないように意識しました。
お客様のご希望と、周りとの調和を考えながら打ち合わせを重ね、和形のお墓でありながら、現代的でモダンな雰囲気を併せ持つ縦型のお墓が完成しました！色はグレー系で統一して、和の雰囲気を残しました(^^♪
外柵も石碑のデザインに合わせてお作りし、統一感を持たせました。また、背の高い周りのお墓と同じ高さに外柵を造り、小さく感じさせない工夫をしました。
石塔はカラハリ、外柵は吉林白でお作りしています。カラハリはグレー系のインド産御影石で、目が細かくて質の良いのが特徴です。グレー系中でも間違いない品質でとても人気があります。また、吉林白も白っぽいグレーが美しく、人気のある石です。
外柵の後ろには屏風の飾りを付けました。周りが立派なお墓が多いので、少しデザイン性のあるパーツを加えることで、周りに負けない豪華さを演出しました。
お墓が建つ前の様子↓
両隣のお墓が大きいので狭く感じますが、お墓の建立には十分な広さです。小さく見えず周りに見劣りしないお墓づくりを目指します！
まずは基礎作りから。３０センチほど彫ってからぐり石を敷き詰めてランマーでついて地固めします。
続いて１５センチピッチのマス目を組んで配筋します。中央奥に木枠で囲んだ部分は、コンクリートを打たない大地とつながる部分です。将来お骨を土に返す場所でもあり、水抜きの役目も果たします。この水抜き穴の周りは斜めに配筋します。斜め配筋は佐野石材の標準施工であり、丈夫な基礎造りへのこだわりです。
配筋が終わるとコンクリートを打ちます。佐野石材では１５センチから２０センチほどの厚みのコンクリートを打っています。大切な基礎の部分は外から見えない分、より丁寧な仕事を心がけています。
土台の部分に見える白くへこんだ部分は、ほぞの部分です。ほぞをつくることで、上につく中台を乗せた際にがっちり組みあわさり、石がずれず地震につよい土台となります。このほぞの加工は、佐野石材の標準施工であり、上記の斜め配筋と合わせて、当社の丈夫なお墓づくりのこだわりです。
台の部分はＬ字型金具で固定します。見えない部分の耐震対策は出来うる限りさせていただき、大切なお墓を守ります。
納骨室が出来上がると調湿材の「まほろば」を敷き詰めます。見た目もきれいなまほろばを敷き詰めることで、お骨を湿気から守ります。
石塔と台の間には、免震ジェル「安震はかもり」を施工します。古いお墓は石を積んであるだけのことが多いので、地震がくると倒れますが、免震ジェルを施すことで、地震がきても倒れない、丈夫なお墓が完成します。佐野石材では、免震ジェルの施工は標準施工とさせていただいております。見た目だけ美しいお墓ではなく、安心して末永く大切にしていただけるお墓づくりを目指しています。
伝統的な形も残しつつ、洗練された美しいお墓が完成しました。拝み場を広めにとったことで、高級感のある仕上がりになったように思います。
お客様からは「きれいなお墓が完成して嬉しいです。基礎部分もしっかり造っていただいて、安心してお墓参りが出来ます。」と喜んでいただきました。
藤枝市外にお住まいで、来店が難しいとお考えのお客様も、当社スタッフがお伺いして打ち合わせをさせていただきますので安心してお任せください。また、最近はＺＯＯＭやＬＩＮＥなど、便利なオンラインも充実しています。遠い石材店だからと躊躇されずに、まずはお電話でご相談ください(^^♪ お待ちしております！
本日もご覧いただきありがとうございました！
