今日は東京の増上寺に徳川家の霊廟を見に来ました。昨年、宗教や民俗学的な事をご講演頂くために、増上寺に来た事があり、その事を知り合いの石屋に話した所、増上寺には徳川家の霊廟があり、そこの石塔(宝塔)の造りは素晴らしいと教えてもらいました。でも、普段は公開していないらしく、その人も垣根越しにしか見た事がないと言っていました。それを近くのお寺の住職(浄土宗)に話した所、たまたま4月2日から一般公開するよと言われました。あまりにもタイミングの良い話だったので、何かの縁なので行ってみようと思い、今回行って見ました。
丁度桜の時期でもあり、また法然上人の御忌でもあったので、すごく賑わっていました。増上寺に入って右奥に、お目当ての徳川家の霊廟がありました。実際見てみると、確かに素晴らしい加工で、石とは思えないくらい緻密な彫刻が施されていました。石造の宝塔はどれも素晴らしいものでしたが、特に2代将軍秀忠公の宝塔は、全体的に柔らかみのある加工で雰囲気が良く気にいりました。他の宝塔も時代によって笠の形が異なっていたり、蓮弁が豪華になったりと、特徴があり面白く見る事ができました。
帰りには他の墓所も見学し、永谷園、郷ひろみ家、堺正章家の墓所も見て来ました。
昔も今もご先祖様に対する気持ちは変わってないと思える場所でした。