先週藤枝に寄っていただいた、真壁の鈴木商店さんのところにお邪魔しました。
実際に真壁石青小目で建立したお墓を自分の目で見るのが目的でした。自分の中では、真壁石の印象は白い、ホタが多く出る、水を吸うといったものであまり良いものではありませんでした。
最初に行ったところは、10年くらい経ったお墓でした。石塔は尺一寸のもので静岡の標準である9寸と比べると大きいものです。しかし、この地域では一般的なものらしいです。見てみると、ホタなどはなく、斑(ふ)があり、目もぱっちりしている為、きれいな石でした。鈴木さんによると、あまりにも石目が揃いすぎるよりも、石全体として見た時の風合いが、自然の御影石としての味わいがあるとのことでしたが、確かにそうだなと思いました。日本の文化としてのわびさびを感じられる石とも言っていました。水はけも良いみたいで、10年経っているにもかかわらず、水を吸った感じはあまり感じられませんでした。外柵も同じ石を使っていましたが、こちらは地面にも接しているので水を吸っていましたが、水を全体的に吸っている為、かえって良い色合いになっていました。水を吸いきっても感じが良いと言っていた理由が分かりました。