工場に、養源院のお客様の「倶会一處」と刻まれた石塔が運ばれてきました。【静岡県焼津市】

2016年4月20日（金）曇り

こんにちは！静岡県中部地域で、お墓のお仕事をさせていただいています有限会社　佐野石材の木野です。

今日、工場で見つけた養源院のお客様の石塔には、ちょっと難しい言葉が書いてありました。

「倶会一處」(ぐえいっしょ)　と読みます。

阿弥陀経の言葉で、「共に一つ同じ場所で出会う」という意味があるそうです。

「一つ同じ場所」とは「極楽」のことで、浄土真宗の教えからきている言葉のようです。人は亡くなると仏さまになって極楽へ行き、そこで大好きな人達とまた一緒に過ごせるという教えだそうです。

身近な方が亡くなって、深い悲しみの中にあっても、また会えるんだと思うと希望が持てます。それに、亡くなってもまた会いたいと思える人がいるということは、自分自身の人生がそれだけ、深い絆で結ばれ充実した　「人とのかかわり」　を持てていたということにもなります。それって素晴らしいことですよね。

お墓っていろんな言葉が刻まれていて、それぞれに深い意味があるんですね。

自分の亡くなった祖父母や叔母のことを思い出し、「今頃みんな極楽で元気にしているのかな～」なんて思ってみたりして、ちょっとあったかい気持ちになりました。

(有)佐野石材　木野
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