２０１９年10月３日（木）晴れ
こんにちは！静岡県中部地域で、お墓のお仕事をさせていただいています有限会社 佐野石材の木野です。
今回は、藤枝霊園にて墓相のお墓をリフォームし、きれいにお参りしやすくした事例をご紹介します。
今回お父様が亡くなったのをきっかけに、お墓を建てなければということで、お母様とお子様がご来店されました。今回のお客様のお墓はもともと「墓相墓」でした。
墓相（ぼそう）とは、家相のように、お墓の向きや形などが家庭円満や運気向上、健康長寿、子孫繁栄などに影響を及ぼすという考えを持つ占いの一種です。
☆リフォーム前☆
右奥に五輪塔、その隣に夫婦墓が配置されています。夫婦墓には、先代ご夫婦二人だけのお骨が埋葬されています。通常ですと、この夫婦墓の左横に新たに夫婦墓を建てることになります。墓相の場合はこのように代が変わるたび、新しい小さな石塔を建てていきます。ご先祖様は、子孫繁栄や家族の安全など、いろいろな想いを込めて墓相という形を選ばれたのだと思います。
しかしこれから先を考えると、一つのお墓を代々受け継いでゆくタイプのほうが、管理がしやすく、金銭的負担も少ないのではないかとのご相談でした。
この広い敷地を生かして、かつ、今までの雰囲気を残しながらも管理のしやすいお墓となるよう、担当者から様々なアイデアをご提案させていただきながら、打ち合わせを進めていきました。
☆リフォーム後☆
リフォームをして、豪華で立派なお墓に生まれ変わりました。
真ん中に大きな土台を設けて、その上に五輪塔、墓誌、塔婆立てを設えました。
十分な敷地面積ですので、贅沢に大きな土台にしました。土台の中は納骨室です。これだけ広い納骨室ですと、お骨でいっぱいになってしまう心配は当分なさそうです。
敷地を囲う枠は、そのままのものを使いましたが、洗いをかけたことで、驚くほど白くきれいになりました。前の写真と比べると、よくわかります。洗いをプロにまかせていただくと、このようにピカピカにすることが可能です！
まず、中央の小松石で出来た五輪塔が目を引きます。この五輪塔は、もともとあった石碑を磨きなおして利用しました。小松石は、山梨県甲府市の石で、昔は良く使われていましたが、今ではとても高級で、お値段もお高めです。しかも、きめが細かくとても質の良い石ということで、これを使わなければもったいない！！ 磨きなおすと、小松石の美しさがよみがえりました！
花立も磨きなおしてそのまま使いました。小松石らしい高級感のある立派な出来上がりとなりました。
石塔の周りには、「防草マサ」という、固まる土を施工しました。一見、土のようですが固まっていますので、草も生えず、風で砂が舞うこともありません。
今までの墓相の雰囲気を残していますが、管理は随分と楽になりました。
後ろから見てもすっきりです！台の上面もフラットにできていますので、お掃除もとても楽ですよ。
お墓から見える景色も緑にあふれ、清々しいです。山間にある藤枝霊園は、四季を通じて自然いっぱいで、とても美しい霊園です。
せっかくきれいにして組みなおすのですから、免震対策もバッチリと。佐野石材では、「安震はかもり」というゲルを石の間に施工して、大きな地震に備えます。メーカーのテストで、震度7まで耐えることが実証されています。
塔婆立てはデザイン性のある形で石を使ってお作りして、石碑の隣に配置しました。土台の面積が広いので、十分なスペースがあります。
ご先祖様の作られたお墓の雰囲気を残しながら、管理しやすく、美しいお墓の完成です。
これだけ大きなお墓ですと(しかも国産の石を使って！)、通常でしたらとても費用が掛かるのですが、ご先祖様の残してくれたものを生かして、リフォームという形でお作りさせていただいたので、比較的低予算でお作りすることができました。
お客様にも、「想像以上に立派な仕上がりに驚きました。法事に来てくれた親戚にも、とてもほめられました！」とおっしゃっていただきました。
昔のお墓は良い石を使ってあるものも多く、きれいに磨けば、再度輝けるお墓もたくさんあります。お墓の建て替えをご検討の際は、まずは一度、佐野石材までご相談ください。担当者が、最良のご提案をさせていただきます！
本日もご覧いただきありがとうございました。
(有)佐野石材 木野
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(有)佐野石材 担当：佐野
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