2021年11月10日(水)

こんにちは!静岡県中部地域で、お墓のお仕事をさせていただいています有限会社 佐野石材の木野です。

11月になり、朝晩はグッと冷えるようになりましたね。いろいろな場所で、クリスマスの飾りつけも見かけるようになり、今年もあとひと月半ほどなのだな―と感慨深いです。

さて先日、とても華やかで、でも温かくやさしい、ご家族の想いのこもったお墓を造らせていただいたので、ご紹介します!

 

お父様への想いのこもったお墓づくりがスタートしました。

今回のお客様は、お父様を亡くされたご家族でした。とても仲の良い素敵なご家族様で、皆さんのお父様を想う気持ちを大切にしながら、お墓づくりを進めていきました。

石は「マドラスブラックプレミアム」です。すべて黒でまとめて、華やかな絵柄が映えるようなお墓に仕上げました。絵柄が華やかな分、他の部分の装飾は控えて、シンプルな洋型の石碑にしてあります。

 

想いのこもったお墓づくりのスタートです。

佐野石材では、じっくりとお客様のご希望や想いを伺いながら、お墓づくりを進めていきます。打ち合わせを重ねながら、お客様の想いを具体的に形にしていきます。

生前のお父様は、大変藤枝を愛されており、故郷藤枝のために様々な活動を通してご尽力されてきた方と伺いました。そんなお父様が愛した藤枝の、市の花である「藤の花」を、モチーフにしたお墓にしたいというのが、ご家族様のご希望でした。

藤の花の絵柄は、お客様がご自分で探していらっしゃった絵柄です。お墓のために作られた柄ではないので、石碑に合うように、担当者がアレンジしてお客様にご提案しました。

繊細で細かな絵柄が映えるように、絵柄は影彫りで彫りました。それに合わせてお名前も浅めに彫って統一感を持たせました。また、水鉢や花立部分にも、花びらを散らすデザインをご提案したところ、大変気に入っていただきました。美しい藤の花が、石碑全体で表現できました。

また、お父様がお一人でお墓に入るのは寂しいのではないかと、ご家族みんなで愛していた犬を守り犬として、蓋部分に彫りました。お写真をご提供いただければ、こんな絵柄もお墓に彫ることが可能です。

 

大切なお骨を湿気から守ります!

納骨室の後ろには、通気口を二か所設けました。湿気の溜まりやすい納骨室の風通しを良くします。

塔婆立てはスラブ一体型のものにしました。塔婆立てを直接加工することで、別に塔婆立てを取り付ける必要がなくなります。また、塔婆を低く立てることが出来るので、正面から塔婆が見えることがなく、すっきりとした印象になります。

 

納骨室の中は、調湿材の「まほろば」を敷き詰めています。通気口と合わせて、納骨室のお骨を湿気から守ります。

 

地震に強いお墓づくりにこだわっています。

土台部分はL字型金具で四方を留めています。地震がきても崩れることの無いように、見えない部分にも耐震対策を施します。

 

石と石との間には、免震ゲルを施工します。重く大きな石碑を、このゲルが大きな揺れから守ります。メーカー試験で震度7まで耐えるという結果が出ている、頼りになるゲルです。佐野石材では一段目まで標準施工となっています。

 

お客様に大変喜んでいただくことが出来ました!

お客様からは、

「家族全員でデザインを考え、素敵な絵を見つけ、それを描いて頂きました。絵柄は、光が差し風が流れ、穏やかな雰囲気のものを選びました。心地よさを感じられるお墓が完成したと思います。石に彫られるとどうなるかとドキドキしていましたが、すごく素敵に仕上がり、とても満足しています。」

と、うれしい感想をいただきました。

 

完成したお墓は、ご家族の想いがたくさん詰まった、温かいお墓となりました。華やかな絵柄が、お参りする皆さんの心を明るくしてくれるのではないかと思います。喜んで頂いて良かったです!

 

本日もご覧いただき、ありがとうございました。