庵治石/香川県産の日本の銘石

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香川県産の日本の銘石 庵治石(あじいし)

いろいろな石の採石現場(丁場)を紹介するコーナーです。今回ご紹介する銘石は、香川県産出の「庵治石(あじいし)」です。

日本が誇る銘石! 国産の最高級品で非常に高価な庵治石は、香川県高松市郊外の庵治町・牟礼町にまたがる霊峰「五剣山」で採掘されます。山麓にいくつかの丁場があり、特に最高品質の庵治石が採れる1か所は「大丁場」と呼ばれています。

【庵治石の丁場】

歴史も古く、平安時代の記録にも出てくるという庵治石。特徴はなんと言っても石目!庵治石の石目は「細目」と、細目より少し粗くて白っぽい「中目」にだいたい分けられますが、「細目」は大変きめ細かい目をしており、白い部分と黒い部分が織りなす「斑(ふ)」の模様がふわりと浮かんで大変美しいです。

ただ、庵治石の丁場は断層や切れ目が多く、それごとに石目が違ったりすっるので、目を合わせるのが非常に大変!せっかく採掘してもお墓として使える石は全採石量のわずか3%程度なんです! もちろん石質も良く、硬くて粘りがあり水にも強いとくれば、価格にも納得がいきます。

【石質も良く、人気の庵治石】

また、石材採掘・加工業の傍ら、庵治石を広く知ってもらう努力も怠りません。石材産地の町として、毎年「庵治ストーンフェア」を開催し、全国の石材業者、地元の住民や観光客を呼び込んでいます。

さらに、この辺りは源平合戦の舞台であるため、史跡も多数存在。その史跡と史跡の間の道に石あかり(石でできた照明器具)を置いて「むれ源平石あかりロード」を作り、地域の歴史と産業をアピールしています。(こちらは国土交通省の日本風景街道にも登録されているそうです)

【石あかり】

最高級品と言われて久しい庵治石ですが、その地位におごらず、環境整備に尽力し、品質管理も徹底し、常に挑戦している姿勢が素晴らしいです。『紲~庵治石の味~』という映画も制作されていますので、こちらもご覧になっていただくと、更に魅力が分かるかもしれませんね!

番外編!第46回庵治ストーンフェアのようす

香川県高松市で毎年行われている、石材業界では最大級のイベント「庵治ストーンフェア」。地元の庵治石だけでなく、国内の石材や、それらで作った墓石や石造物・彫刻品が多数展示されます。
屋外では石材加工・施工に付随する工具や機械の展示もあり、まさに「石の総合展示会」です。

【屋外は多数の重機が展示】

開場は高松市郊外にあるサンメッセ香川。入場すると目の前に切削用の刃が!

【これで石の塊を切ります】

この裏側は、お墓の製造工程の場面を並べた特設コーナーになっており、お墓がどのようにつくられるか、とても分かりやすく展示されていました。奥に広がる屋内会場には、たくさんの石屋さんたちがブースを構え、自慢の石碑や石造物を展示していました。

【日本の石が勢揃い!】

【人より大きい五輪塔】

【荒削りもステキですね!】

展示以外にも、薬師寺の大谷執事による講演会や、庵治石採掘場である「大丁場」を見学するツアー、石工ヒーロー「石匠庵神(せきしょうあじん)レムジア」ショー、その他いろいろなワークショップも開催され、業界関係者も一般の方も、勉強し、楽しめるイベントとになっていました。

地元・庵治の石材店のこのイベントにかける意気込みは大変なもので、「この日こそお客様に感謝の気持ちをお返しせねば」と、おもてなしの精神に徹していました。そんな熱い気持ちが集まった「庵治ストーンフェア」は、「石」と「人」との距離が近い、この地域ならではのイベントかもしれませんが、石を愛する気持ちは来場者には十分伝わっていると思います。

【石臼や苔石も。一般の方も楽しめます♪】

このフェア以外でも、高松駅周辺やしないに庵治石を使用した所がたくさんあります。行かれた時は、うどんだけでなく、ぜひ石も味わってください^^

庵治石の特徴

産地:香川県高松市

見掛け比重:2.65t/m3

吸水率:0.15%

圧縮強度:155N/m㎡

(日本石材産業協会調べ)

庵治石を使用した石造物

墓石:大平家(元首相)、手塚治虫 他多数

建築物:首相官邸、東京オリンピックの聖火台 他多数

TEL 0120-998-683

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