栃木県産の日本の銘石 大谷石(おおやいし)

いろいろな石の採石現場(丁場)を紹介するコーナーです。今回ご紹介する銘石は、栃木県産出の「大谷石(おおやいし)」です。

「えっ大谷石!?」と思われたツウの方。そう、大谷石はお墓にはまず使いません。でも皆さん、見たことあるはず! 家の塀などの建築物によく使われているんですよ!また、最近佐野石材も使っているピザを焼く石窯も大谷石です。こんな感じで、実は大変身近な石なんです。

そして、石の丁場より石材の紹介の方がいつも多いこの銘石シリーズですが、今回は大谷石は丁場がすごいのでその魅力をご紹介します!

普通の丁場は、石がごろごろ転がっていたり、石の壁に囲まれているのですが、大谷石はなんと地下をトンネルのように掘っていくタイプ。60mも地下に下って入るそこは、まるで地下宮殿のよう!! 写真は実際の丁場を歩いていますが、旧採石場跡が資料館になっているので、こちらを見学されるのが良いです。ここでも地下宮殿の雰囲気を十分味わえますよ^^

【丁場を歩いているようす。まるで冒険映画のよう!】

【幻想的な大谷資料館】

大谷石は凝灰岩という岩石の種類で、火山灰などが堆積してできた岩石です。中でも大谷石は耐熱・耐火性があり、軟らかめで扱いやすいため、石塀などの建築物や石窯、最近は室内装飾などにも使われます。
なんと、あのフランク・ロイド・ライト氏が作った旧帝国ホテル・ライト館には大谷石が使われているんです! 関東大震災でも焼け残ったことから、人気に拍車がかかったようですね。他に貯蔵庫としても利用されるそうです。

大谷石の採れる宇都宮市は、平成27年9月の台風18号の影響で、多大な被害を受けました。1日も早い復興をお祈りするとともに、この神秘的な丁場に再訪できることを願っております。

【松が峰教会】

大谷石の特徴

産地:栃木県宇都宮市

見掛け比重:-

吸水率:-

圧縮強度:-

大谷石を使用した石造物

建築物:旧帝国ホテル・ライト館、ヨドコウ迎賓館、松が峰教会、日光金谷ホテル、天開山大谷寺 他多数